| 日時 | 2009年3月17日(火) 13:00~16:00 |
| 場所 | 農林水産省 三番町共用会議所本館2階 大会議室 |
| 参加者 | 委員 11名、オブザーバー(食品関連事業者7社、8名) |
議事次第
| 1. | 開会挨拶 |
| 2. | 本日の進め方、資料確認 |
| 3. | 「協働の着眼点」(第一版)についての報告 |
| 4. | 「協働の着眼点」活用方策研究会提言の報告 |
| 5. | FCP推進(展開)に関する提言の報告 |
| 6. | 討議 |
| 7. | 事務連絡 |
| 8. | 閉会挨拶 |
議事概要
「協働の着眼点(第1版)」、「フード・コミュニケーション・プロジェクト研究会報告書」について概要を事務局から報告すると同時に、とりまとめの経緯等を各ファシリテーターから一言ずつコメントをいただきました。
また、第1回戦略検討委員会の議論を踏まえて事務局で作成した推進戦略提言書の案を事務局から提示し、これをたたき台として今後の推進戦略及び平成21年度に実施されるべき事業について議論が行われました。
討議
FCPの今後の推進課題及び平成21年度のプロジェクト展開について、推進戦略提言書を基に議論を行い、以下のような意見が挙がりました。
【プロジェクトアイデンティティの明確化】
| ・ | プロジェクトアイデンティティは使う人が育てるもの。早めに作り、磨き込みながら育てていくプロセスが必要。 |
| ・ | 地方においては、FCPに積極的に賛同していくという事業者がでてきており、そのためにも早くプロジェクトアイデンティティを定めることが必要。 |
| ・ | 「協働の着眼点」だけでなく、プロジェクトアイデンティティも使用方法などについてメンテナンスが必要。 |
| ・ | しっかりしたプロにプロジェクトアイデンティティの策定をしてもらい、最初から愛着の湧くものを作ることが必要。キーワードは「食の尊厳」になるのではないか。 |
| ・ | プロジェクトアイデンティティは、消費者向けのPRが始まるタイミングでは必ず必要。 |
| ・ | 大胆かつ慎重に、できるだけ早くプロジェクトアイデンティティを作成していくべき。 |
| ・ | 日本の食の持続性が重要であり、食への信頼性が高い社会にすべき、というメッセージを入れるべき。 |
| ・ | プロジェクトアイデンティティは事務局がプロに依頼して案を作り、協働支援者会議(仮称)で検討するのが適当。 |
【持続可能性の高い活動体系の構築】
| ・ | FCPは食を大切にする人が動かすプロジェクトであり、食の持続性を考え、信頼性を高めるプロジェクト。食品事業者、関連事業者、生産者、消費者、行政・メディアといった多様なステークホルダーが集まって議論する場を持つことが必要。 |
| ・ | FCPを企業が推進するに当たってトップマネジメントの関与、コミットメントが欠かせない。企業トップにFCPの活動を理解し、参画してもらい易くするための配慮が必要。 |
| ・ | プロジェクトの推進に当たっては、ラウンドテーブル、事業者による協働組織、協働支援者会議といった3つの活動体が必要であり、主体については来年度に検討していくことが必要。 |
【「協働の着眼点」の持続的な改善】
| ・ | 近年を見ても消費者の食に対する主要な関心事項は、食中毒、表示偽装、フードディフェンスと、変化している。このような時代の変化に応じたメンテナンスが必要。 |
| ・ | 消費者視点のメンテナンスを行うべき。 |
| ・ | 活用事例を集め、データベース化していくことが重要ではないか。事例の収集方法やベストプラクティスを絡ませた改善、定性的な検証が必要。 |
| ・ | 「協働の着眼点」の改善は、平成21年度は協働支援者会議、将来はFCPラウンドテーブルで行うということではないか。 |
| ・ | 「協働の着眼点」についてFCPで維持、改訂していくのは枠組みの部分。活用に関するプロトタイプを作り、ビジネスに則して動かしていくのは民間事業者。「協働の着眼点」をカスタマイズして使用していくケースも想定していくということではないか。 |
【FCPの事業者及び生産者への効果的な普及啓発】
| ・ | プロジェクトの核は「協働の着眼点」の普及啓発。地域の多様な事業者を対象とした普及啓発、食品事業者と連携した消費者向けの普及啓発、ベストプラクティスの収集・分析及び情報発信の3つの取組の実施が重要。 |
| ・ | プロジェクトの普及啓発の前提には、プロジェクトアイデンティティの策定、プロジェクトのブランディングが必要となってくる。 |
| ・ | 「協働の着眼点」を使った具体的な(成功)事例をいかに見せていくかが重要であり、また、「協働の着眼点」のユーザーを増殖、育成させていくことが必要。そのためにも、例えば、岩手県や三重県で実施したように自治体と連携し、食に関するイベントにFCPの担当者が出向きアピールしていくなどして、あらゆる場でFCPをアピールするなど、いろいろな場面に顔を出すような活動が有効。 |
| ・ | (今年度のFCPの成果をまとめた)コンセプトブックでは「協働の着眼点」を実際に使った感想、気付きなどを紹介するのがよい。 |
| ・ | 消費者への普及啓発、消費者基点を考える際に、最終的には全ての生活者を対象にすると思うが、当面は消費者のセグメンテーションと明確なターゲティングが必要。 |
| ・ | FCPの普及啓発を行う際に、例えば出版物やFCP検定、ロゴマーク入り名刺など、色々と工夫すべき。 |
このほかに、オブザーバーの方々から、複数の事業者によるFCPの協働の取組の活動主体の具体的イメージや、農林水産省としてのプロジェクトを継続・発展させるための取組について質問があり、事務局からは、事業者が自律的に活動を進めていただけるように農林水産省がサポートさせていただく旨及び農林水産省は意欲的な事業者の方々のサポートをしっかりやっていく所存である旨の回答をいたしました。
今回の討議を通して、プロジェクトアイデンティティの早期の策定、意欲的な事業者や地方自治体と連携したFCPの説明会等の展開など、FCPの活動を持続的に発展させていく必要があることが確認されました。
また、推進戦略提言書の内容について了承が得られたことが確認されました。
